バーテンダーとカクテルの老舗BAR講座・困ったお客様(2)

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老舗バーのバー開業講座「バー経営における、困ったお客様への対処法(2)」

カクテルレシピ通りで美味しいカクテルは作れません。プロのバーテンダーの方法とは?自社ビルを建てた老舗バーが60年のノウハウを伝授。

カクテルレシピ通りで美味しいカクテルは作れません。プロのバーテンダーの方法とは?自社ビルを建てた老舗バーが60年のノウハウを伝授。

  1. バーテンダーとカクテルの老舗BAR講座
  2. バー開業講座目次
  3. 老舗バーのバー開業講座「バー経営、困ったお客様への対処法(2)」

バー経営、困ったお客様への対処法(2)

バー経営、困ったお客様への対処法(1)からの、つづき↓

困ったお客様、ピンチはチャンス?

さて、前回、その意味を十二分に考慮した上での会員制でないと、意味がないとお話しました。困ったお客様を生まないために、会員制にすればいい!という短絡的な思考では、うまくいきません。

お店の営業中に、一人でも、不愉快な、雰囲気を壊す言動をとられるお客様があると、店全体のイメージを崩し、その場に遭遇したお客様の大半を、失う可能性が高くなります。

店主や店長の対応によっては、その場を切り抜けることで、店の対応を評価してくださり、ファンとなってくださるお客様を増やすチャンスとなる場合もあります。

まさに、ピンチはチャンス!です。



困ったお客様を、生まない仕組み作り

ですが、もっと深く考えれば、やはり、もともと、そういう困ったお客様を生まない仕組みも、経営しながら、創り出していくことも必要なわけです。

バーを開業して、すぐに出来上がるものではありません。

また、私が考えだした、今現在の弊店の会員制バーの方法を、ここで、私が公開し、それを模倣する事も意味がありません。

私自身と同じキャラクターの方、同じ環境の店があるわけがありません。プラス、すでに、60年続いた弊店と、同じポジションになれるわけもありません。

では、バーを開業したばかりでは、歴史がないからとか、認知度がないからとか、高級店ではないからとか、スペースが狭いからとか、立地がよくないからとか、

・・・・・ さらに、私に対しても、次のように言いたいはず。
「私には、60年続いてきた実績もないし、有名でもないし、資金が豊富にあるわけでもないし、知識・技術も完璧ではないし、特別な何かがあるわけではないし・」 延々と、できない理由を考える方もあるかもしれませんが・・・

ですが、それでは、永久に、バーの経営をすることなどできません。例え、バー以外のビジネスについても、成功する事はないでしょう。その方が希望する100%の条件を、そろえることができたとしても、おそらく、うまくいかないはずです。

自分にしかないものを、押し通す強さ

自分の置かれた環境や立場は、人と比べるべきものではありません。

それより、この世に、自分という人間は、たった一人なわけですから、 思いっきり、自分らしさを強調し、どんなに、大企業や中規模の企業といった「巨人」と比べれば、吹けば飛ぶような「アリ」のような存在だったとしても、押し通す強さをもったほうが、人生を前向きで、明るく生きていけます。私は、そうやって、生きてきました。

この「困ったお客様への対応方法」という題目から考えて、もっと、具体的に、どうすればよいのか? その方法を、知りたいからこそ、この記事を読んでいるのに、どうなってるんだ!と思われる方も、多いことでしょう。

申し訳ございません。期待には、応えたいとも思うのですが、その具体的な対処法を、この場でお話しするには、無理があります。 なぜなら・・・・

それは、ひとつには・・・記事で伝わるのは、文字だけ!文字だけで、伝えられるものではありません。では、動画でもアップしろよ!と思われる方も、あることでしょう。これも、実際に、ゼロからお話しするとなると、相当な分量になり、現実的ではありません。

本当のところは、私自身が、セミナーでも開催すればいいのでしょう。ただ、これも、私の時間的制約から、あまり、現実的ではありません。伝えたい事を、どのように、次世代に残すか?



60年続けてきた接客術を、教材にしました

地方のバーの経営者で、大したことではありませんが、60年にわたって、鍛えられてきた接客術。誰かの役に立てば・・・と、教材を作りました。興味のある方は、ご覧ください。

「バー経営バイブル・接客会話編」 です。

なにやら、最終的に、教材の宣伝のようになってしまい、かなり恐縮なんですが、これまでお話した事は、この教材の本質の部分と、同じ事をお話しています。もちろん、教材では、かなり具体的に方法論もお話していますが。

今回のテーマを終わる前に、最後に、申し上げておきたい事があります。

決して、あきらめない限り、理想とするお店は、完成に必ず近づいていきます。

永遠に、完璧になることはなくても・・・

(完璧と思った瞬間から、衰退していくという意味です。)

そして、「困った客」は、いなくなった!といえる日が、やってくるのです。

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