カクテル作りに、メジャーカップは必要か?
老舗バー開業コンサルタントです。いつも、ご覧頂きありがとうございます。では、早速・・・
メジャーカップを使わない理由は?
意見は分かれると思いますが、私は、メジャーカップは必要だと思う派です。
ある程度、慣れてくると、確かに、目分量や感覚で、分量が分かるようになります。
それでも、あえて、メジャーカップで量る習慣を身につけた方がいいと思います。
分量が、多少変わっても、味に大きな影響を与えないものもあります。
ですが、ほんの少しの分量で、味に、大きな差が出るものも、あります。
微妙な分量の差を、目分量や感覚で分かるようになるのには、時間がかかります。
最初から、メジャーカップを使用するのに慣れていれば、量る事自体、時間も手間もかかりません。
つまり、省略しなければならない理由は・・・
- 面倒なのか?
- 目分量で分かる事を自慢したいだけか?
適当に材料を入れて作ればいいと思っているバーテンダーは最悪です。
また、お客様が主役であるべきBARで、自分の技術を自慢したいために、目分量で材料を入れるのは、浅はかなバーテンダーというか、若気の至り!といった人でしょう。
カクテル作りの一連の流れを身につけよう
メジャーカップは、ボトルのキャップと同時に持って扱うようになります。
材料のボトルのキャップを開け、キャップを持ったまま、メジャーカップをとり、分量を量って、シェーカーなどに入れる。
そして、メジャーカップを置き、ボトルのキャップを閉める。
この一連の作業が、スムーズにできるようになれば、目分量でいれるより、はるかに早くできます。
無意識にできるぐらいに、バーテンダーは練習します。
見ていて、違和感を覚えないレベルまで。
この一連の作業に手間取るようだと、カクテルの味も、美味しく見えません。
カクテルは、作り始めたところから、すでに味わい始めている飲み物と言えるかもしれませんね。
ボトルをもって、カクテルを作り始めてから、カクテルグラスなどに注いで、お客様に提供するまで、スムーズにできるように、徹底的に練習して下さい。
そして、微妙なさじ加減で味わいの変わるカクテルに出会えば、目分量で量るのが、いかに愚かな事か、分かるようになってきます。
同じカクテルでも、お客様によって、微妙に味わいを調整したりしますしね。
スムーズにカクテルを作る技術を持っていながら、メジャーカップで量っていない時点で、お客様の事より、自分自身に意識が向いている、まだまだ未熟なバーテンダーだと、私は、判断してしまいますね。
皆さんは、是非、メジャーカップ使用派で、いきましょう。(苦笑)